「 お餅理論 」の補足 ( 1 )



言葉の定義 & 解説



・ 「 共依存
      … 「 自他 」の区別がない。
      … 「 主体と客体 」の区別がない。
             ( 主体と客体の融合 )
・ 「 自立
      … 「 自他 」の区別がある。
      … 「 主体と客体 」の区別がある。
             ( 主体と客体の分離 )


・ 「 全体主義
      … 個人より全体を優先する主義。 
・ 「 個人主義
     … 全体より個人を優先する主義。 




・ 「 前近代法 」 ( 村の掟
    … 全体(お餅)を守るためのルール。
          ・ 基本理念 = Muraの尊重 ( 和の精神 )

・ 「 近代法
    … 個人(お米の粒)を守るためのルール。
          ・ 基本理念 = 個人の尊重


 

・ 「 二重規範
    … 社会の規範が二つあること。
      ( ダブルスタンダード )

・ 「 二重定義
    … 言葉の意味が二つあること。
      ( ダブルミーニング )



・ 「 パラダイム転換
    … その時代や分野において
      当然のことと考えられていた認識(パラダイム)が
      革命的、「非連続」的に、変化すること。





・ 「 お餅社会 」 ( 前近代的社会 )
   … 共依存的な人間関係から成り立つ社会

  ・ 共依存的な人間関係を表す言葉

    ・ プラスのイメージ
      絆、 人の和、 お互い様、 持ちつ持たれつ、
      心を一つに、 融合、 団結、    …など。

    ・ マイナスのイメージ
      しがらみ、 なれあい、 もたれ合い、
      癒着、 根回し、 コネ、 談合、 なぁなぁまぁまぁ、
      つるむ、 取り込む、 取り入る、
      囲い込む、 絡め捕る、 徒党を組む、   …など。







・ 「 お餅言語 」 ( 前近代的言語 )

 日本語は、
 敬語や恩恵表現(あげる、くれる、もらう)が発達していたり、
 主語を省略したり、言いさしの表現が多かったり、
 役割によって表現が変化したり、 …など、
 お餅的(共依存的)性質が非常にたくさんある。


 たとえば…。

 ・ 日本語は、
   「 give 」という意味の言葉を二つに分けている。 
         (1)あげる
                 「自分」→「他の人」
         (2)くれる  
                 「他の人」→「自分」


   「 give 」を二つに分けているのは
   世界の言語の中で
   日本語と、アフリカのマサイ族の言語だけである。
   ( 『 認知言語学論考 No.4 』 P.15 )



  ・ 男言葉と女言葉の使い分けがあるのも日本語だけ。


   ※ 「 日本語の特殊性 」についてのもっと詳しい話は
      こちら → 「 エビデンスとしての日本語







・ 「 Mura社会 」 ( 村、群ら )

 ・ 「 Mura 」という言葉について


  ・ 「 Mura 」
    = 「 一体的・内閉的な場所や空間のこと 」
     

    = 「 主体と客体が融合している感覚共同体 」
    = 「 共依存している感覚共同体 」
    = 「 心が一つになっている感覚共同体 」
    = 「 closed society 」

    ≒ 「 『透明性&公共性』を保障できない場所や空間 」
  
    ≒ 「 第三者には中の様子がわからない場所や空間 」




  ・ 「 Muraの真善美(理想) 」
    = 「 心が一つになる感じ 」
    = 「 周囲や仲間との一体感 」
    = 「 主体と客体が融合する感じ 」
    = 「 共依存感 」
    = 「 和 」



  ・ 「 Muraの目的 」
    = 「 『一体感 』を維持すること 」
      ( そのため、暴走したり漂流したりする )



  ・ 心が一つになっているMuraは
   一個の有機体(生命体)のような感じ。



  ・ Muraの中に、
   心を一つにできない異分子が入ってくると
   全力で抑圧・排除しようとする。 (防衛本能)
                  → 日本的ないじめ



  ・ 原始宗教 っぽい。 ( アニミズムシャーマニズム


  ・ 関連ワード
     クオリア、 空気、 雰囲気、 情緒、
     オーラ、 スピリチュアル、 オカルト、
     以心伝心、 阿吽の呼吸、 不立文字、
     察しの文化、 気配り、 遠慮 …などなど。








・ 「 お餅精神 」 ( 和の精神 )                   

   「 社会構造 」や「 言語構造 」、
   「 精神構造 」(自我構造)は
   密接な関係があるような気がする。

   日本人は、
   人間関係だけではなくて、
   客体すべてに対して
   「 一体化 」(お餅)志向が強い。

      ・ 「 主客一体 」
      ・ 「 主客一如 」
      ・ 「 自然との融合 」 など。





   また…。

   客体を対象化する場合でも、
   「 個人単位 」ではなくて
   「 Mura単位 」(お餅単位)で認識している気がする。

   男単位、女単位、とか、
   PTA単位、地域単位とか、
   クラス単位、学校単位とか。

   あと…、
    「 日本人単位 」や「 人間単位 」のようなMura単位もある。

   「 日本人だから、みんな同じ。 」とか
   「 人間だから、みんな同じ。 」とか。



   たとえば…、
   「 ジェンダーフリー 」の人なんかも
   「 男も女も同じ人間なんだから、みんな同じ。」
   と言っているような…。 (?)


   「 男らしい 」とか「 女らしい 」とか「 みんな同じ 」というよりも、
   「 その人らしい 」ことのほうが大事じゃないだろうか…。

by tanuko-satoyama | 2009-07-27 22:35 | お餅理論 (主体と客体の融合)  

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