( つづき )
・ 「
日本のパラダイム転換 」
「 Mura社会 」( お餅社会 )は
前近代的な規範&定義で動いている。
しかし、
近年はグローバル化などの影響で、
前近代的な規範と近代的な規範、
両方の規範が混在している。
そのため、
日本の社会がとても混乱している。
・
チャーハンを志向するもの
「個性の尊重」、 「多様な価値観」、
「ゆとり教育」、 「学校選択制」、 「説明責任」、
「コンプライアンス」、 「インフォームド・コンセント」、など。
PTAで言うと、「任意加入の徹底」。
・
お餅を志向するもの
「道徳教育」、 「心の教育」、
「学校支援地域本部」、 「コミュニティスクール」、
「正しい日本語」、 「美しい国」、 「明治の人は偉かった」、など。
PTAで言うと、「学級PTAの充実」。
そして…。
右肩下がりの時代に
Mura社会を無理に続けると
「弱者」や「将来世代」にツケが回る。
・ Mura社会 = 「 ネズミ講&奴隷制 」
不登校、 ひきこもり、 ニート、
うつ、 いじめ、 ワープア、 失業、 自殺、
少子化、 財政難、 談合、 偽装、 隠ぺい、 …。
いろいろな社会問題が深刻になっていくのは
Mura社会が壊れかかっているからではないだろうか。
・ 「 ネズミ講&奴隷制 」の破たん。
それから…。
日本のアカデミズム(人文社会科学系)では
「 日本と欧米は同じ近代社会 」ということを前提にしている。
なので…、
日本の特殊性を指摘すると
「 俗流 」というレッテルを張って、無視することが多い。
(
日本人論 )
一方…、
「
国家の品格」や「
クオリア立国論」という本がある。
こちらはたぶん
「 お餅のままでいるべきだ。 」と主張している。
・
お餅に対するスタンス
(1) 日本はお餅社会である。
でも、このままでいい。
← 藤原さん ・
茂木さん
(2) 日本はお餅社会である。
改革したほうがいい。
← もれ
(3) 日本はお餅社会ではない。
お米&チャーハン社会である。
← 日本のアカデミズム
(4) 態度保留。
(5)「 関心がない。 」 or 「 関わりたくない。 」
で…、結論としては
日本は一度 解散 せざるをえない。
(
お餅 →
チャーハン )
方法としては、
「お餅(Mura)」を意識化すること。 (=対象化)
→ 「 精神構造 」「 言語構造 」「 社会構造 」の転換へ。
・ 「
精神構造の転換 」について。
・「 お餅精神 」→ 「 チャーハン精神 」
( 和の精神 )
・ 「 お餅教育 」 → 「 チャーハン教育 」
・ 「
チャーハン教育 」
= 「 人権(個人の尊重)教育 」
= 「 法令遵守(コンプライアンス)教育 」
= 「 『個人の自立』(主体と客体の分離)教育 」
= 「 民主化教育 」
= 「 リベラルな教育改革 」
= 「 規範意識(パラダイム)の転換 」
= 「
精神的な開国 」
≒ (簡単に言うと)「 ルールを守ること 」
・ 「
言語構造の転換 」について。
個人的には
「 恩恵表現 」がとても苦手。
てか、
「 互酬表現 」と言うほうがいいかな?
「-てあげる」 (-てさしあげる)
「-てくれる」 (-てくださる)
「-てもらう」 (-ていただく) など。
なれ合っている感じとか、
「慇懃無礼」という感じとか。
恩に着せるような感じとか、
媚を売るような感じとか。
息苦しいような感じとか、
疎外するような感じとか。
お餅化表現なんだから
当たり前なんだけどね。
自分も使ってるし。 ( ^^;)
他のお餅化表現としては、
「敬語」と「女言葉」が苦手。
「 敬語 」は、
上下関係(序列)の中に組み込まれる感じ。
「 女言葉 」は、
女性としての「役割や身分」の中に組み込まれる感じ。
= 「 女Mura 」 (?)
・ 「 お餅化表現 」 = 「 公共性がない 」
お仲間に対する配慮はあるけど
第三者に対する配慮は、ない。
少なくとも、
率直な議論をする場所では
ふさわしくない感じがする。
それから、
「二重定義」の意識化も大事。
・ 「
社会構造の転換 」について。
公共事業型社会保障 とか、
景気浮揚型社会保障とか、
イベント型社会保障とか。
日本の社会は
公金で互酬経済(ネズミ講)を回しているように見える。
( 互酬経済について )
経済の形態には
「互酬経済」と「貨幣経済」があるらしい。
「 互酬経済 」
= 「 貨幣経済になる前の経済のこと 」
= 「 『持ちつ持たれつ』や『お互い様』で回る経済 」
参考までに。
「 なぜ理不尽な規則が生き残るのか 」という
記事 。
本当に必要な所に、
もっと直接的にお金を使ったほうがいい。
「Mura単位」のばらまきを減らして
「個人単位」の社会保障を充実させるような感じ。
たとえば、
PTA活動の中には必要不可欠な仕事もある。
運動会の時の駐輪・駐車の世話係や、
プールの監視員など。
こういう仕事は
非常勤の職員を雇うほうがいい。
(本来は学校の仕事)