「 お餅理論 」の補足 ( 2 )


( つづき )


・ 「 お餅教育


日本の学校は
心を一つにする教育(お餅教育)をしている。
       ( =Hidden Curriculum



学校の先生は忙しい、
だから保護者もお手伝いしなければならない、
という話をよく聞く。


でも…、学校の先生って、
お餅教育で忙しいのではないだろうか。

たとえば、行事とか部活とか生活指導など。


・ 「 お餅教育 」 = 「 学校 」
・ 「 主な学科教育 」 = 「 家庭・塾・ボランティアなど 」


・ 「 教育のミニマム 」(義務教育) = 「 お餅教育 」
  = 「 お餅精神(和の精神)を涵養すること。 」
  


運動会とか、合唱コンクールとか、
感動してみんなが泣くような卒業式とか。

こういった行事は日本独特な行事らしい。


ちなみに、
PTAの批判をしていたツレは
中学の卒業式に出席したあと、しばらく寝込んでいた。 
(子どもは感動してたけど)

圧倒的な一体感を目の当たりにして
ツレは強烈な違和感と疎外感を感じたのかも。 


・ 「 Muraの感動 」 = 「 宗教的法悦っぽい(?) 」



で…。

・ 「 PTA 」 = 「 保護者のお餅教育 」


PTAのくじ引き問題 」 については
別のカテゴリで詳しく取り上げています。





  


・ 「 二重規範教育


エリートっぽい人は、
「 二重規範 」をうまく使いこなせる人が多い。


アカデミズムの世界などを見ても、
欧米の概念を日本風にアレンジする(読み替える)のが上手な人は
とても出世するような気がする。

2ちゃんねるでも、
法曹界っぽい人が
「 人権 (生まれつきの権利) 」 = 「 共依存権 (お餅化権) 」
という解釈をしていた。



それから、
初等中等教育でも
「 社会科 」の授業で教わることはタテマエっぽい。




・ 「 二重規範教育 」
  = 「 『二重規範運用能力』 を身につける教育 」


・ 「 二重規範運用能力 」
  = 「 近代的な概念をタテマエとして運用する能力 」
     ( 人権、法治国家、民主主義など )




つまり、
日本のエリートの人たちが二重規範を上手に運用してお餅社会を守ってきた、
と言えるのかも。 

           = 「 精神的な鎖国

by tanuko-satoyama | 2009-07-27 22:34 | お餅理論 (主体と客体の融合)  

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